雪の成因

雲は水蒸気を含んでおり、上空の気温が低いときに、大気中の微粒子を核(雲核)として氷の結晶が発生する。この氷の結晶を氷晶と呼ぶ。氷晶は液体の水が凍ってできたものではなく、主に気体の水蒸気が昇華して直接固体になってできたものである。雲の中でできはじめた頃の氷晶は非常に小さく、直径0.01mm以下である。この微細な氷晶の周囲には、高い密度で過冷却の微細な水滴が浮遊していて、水滴が蒸発して氷晶の表面に昇華することで、氷晶が成長していく(ライミング)[2]。また、氷晶の形の大部分はこの過程で決まるとされ、温度や風などの条件によってさまざまな形になると考えられている。成長した雪は直径0.5mm~10mm(1cm)くらいだが、大きな雪片では3cm前後にもなる。大きくなってくると、浮遊する雲を支えている上昇気流を上回る重力が雪片に働くので、落下を始める。落下の過程で雪片同士がぶつかり合い、更に大きくなる場合もある。

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